あざらしさんの本棚 あざらしさんの本棚 ストーリーテリングに向くおはなしの本棚です。
ボランティアグループ「おはなしぼっくす」によるストーリーテリングのおはなし会です。
| ルンペルシュティルツヘン | グリムの 昔話 | おはなしの ろうそく12 | 父親が「娘はワラをつむいで金にする」と王様にほらを吹いたばっかりに、娘は、「ワラを金に紡げ、できなければ命はないぞ」と難題をおしつけられます。困っていると小人がやってきて助けてくれますが……。「大工と鬼六」と同じ名前あてが、はいっています。 | ３、４年から 11分 |
| おおかみと 七ひきの子やぎ | グリムの 昔話 | おはなしの ろうそく18 | だれもがよく知っているお話。タイトルを言うと、子どもたちは口々に「知っている」「知っている」と嬉しそうに言い出しますが、お話がはじまると、それは真剣に聞いてくれます。緊張感のあるこわいお話だけに、母さんやぎの温かさ、強さ、母さんといっしょにいる安心感を出したいです。 | 年中から 10分 |
| 三びきの子ブタ | イギリスの 昔話 | イギリスと アイルランドの昔話 （福音館書店） | ご存知、３びきのこぶた。ただし、はじめの２ひきのこぶたは食べられてしまい、３番目のこぶたがオオカミとだましあいをします。そのかけひきがとてもおもしろく、子どもたちは、こぶたがオオカミをうまく出し抜くと、自分のことのように喜びます。 | 年長から ９分 |
| 屋根が チーズでできた家 | スウェーデンの 昔話 | 子どもに語る 北欧の昔話 （こぐま社） | 山の奥に住んでいるトロル女は子どもの肉が大好物。家の屋根をチーズでつくり子どもをおびきよせていた。ある日、兄妹が森へいき、屋根がチーズでできた家をみつける。ふたりはチーズを食べてみたいと思って、兄さんが屋根にのぼるが……。 グリムの昔話「ヘンゼルとグレーテル」に似ている。おそろしいけれどまぬけなトロル女、まだ幼い妹、そんな妹をかばって気転を利かせる兄さんと登場人物が魅力的。そのうえ、あまり知らなていないお話なので、子どもたちは次がどうなるのか、興味津々で聞いてくれます。 | 年中から ８分 |
| 三枚のお札 | 日本の 昔話 | おはなしの ろうそく５ | 小僧さんが裏山へ栗を拾いに行くと、ばあさまが家へ招いて栗をご馳走してくれます。ところが、夜中にばあさまは鬼ばばに変身。小僧さんは、おしょうさんからもらった三枚のお札をつかって逃げます。 小さなころから子どもたちが、絵本や紙芝居で聞かされ、また人形劇を観せてもらっているお話。題名をいうと、「知ってる〜」という声が必ず返ってきますが、お話がはじまると子どもたちはしーん。一心に聞き入ります。 | 年長から 10分 |
| かしこいモリー | イギリスの 昔話 | おはなしの ろうそく１ | 貧しさから森の中に捨てられた３人の女の子がやっとみつけた家は、人食いの大男の家だった――。 いちばん年下の女の子モリーが大活躍します。女の子たちが両親に捨てられる場面から、子どもたちは真剣。緊迫感と安堵の繰り返しがあり、聞き手の心をぐっとひきつけます。 | １年生から 13分 |
| 鳥呑爺 | 日本の昔話 | 日本昔話百選 （三省堂） | 小鳥がとても面白い鳴き声で鳴く。おじいさんが「おれの指にとまって、鳴いてみてくろ」「舌にとまって鳴いてみてくろ」。すると鳥は誘われるままに。ところが……。 小鳥の鳴き声の繰り返しが心地よいです。びっくりさせられるけれど、のどかなのほほんとしたストーリーに、くすくす笑いが漏れます。 | ５歳から ５分 |
| ホットケーキ | ノルウェーの 昔話 | おはなしの ろうそく18 | 「おだんごぱん」の類話。ころころとホットケーキが転がって、いろいろな動物から逃げていきます。でも、このお話でおもしろいのは、前半、７人の子どもたちがお母さんを競争でほめたたえるところと、ホットケーキが動物たちに次々とおもしろいあだ名をつけるところ。子どもたちはおなかを抱えて笑いますが、おもしろい言葉があるところでは耳をそばだてます。 | ５歳から 10分 |
| 牛方とやまんば | 日本の昔話 | おはなしの ろうそく８ | 牛方の三十郎が、牛の背中にひだらをのせて山を越えてくると、後ろから気味の悪い声が……。ふりむくと、やまんばだった。 やまんばにおいかけられる、こわーい前半と、やまんばのおとぼけぶりがユーモラスな後半。こわさとユーモア、化け物を退治する痛快感を子どもたちは感じとると思います。 | １年生から ６分 |
| アナンシと五 | ジャマイカの 昔話 | 子どもに聞かせる 世界の民話 （実業之日本社） | カリブ海の愉快な「アナンシ話」のひとつ。アナンシは人間だったりクモだったりする悪いやつ。ある日、魔女が「五といったものは死んでしまえ」と呪いをかけたのを知ったアナンシは、小さな動物をだまし、「五」といわせて殺し、食べてしまおうとするが……。 魔女の呪いのことばで、子どもたちはどうなるかと興味津々。悪いアナンシがかっとなって冷静さを失うラストが、痛快です。 | ５歳から ７分 |
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